
読むクスリー病気の治療は原因からー
「原因ありて結果あり」、病気にも必ず原因があり、その結果病気になります。
その治療には、まず原因から直していかなければなりません。
原因を無視した一時的おさえの治療法は、病気の根本的な治療にはなりません。
例えば肩がこるからハリ薬を貼り、目が疲れるから目薬をさし、胃がもたれるから消化剤を飲み、神経痛だから鎮痛剤で一時的に痛みを止め、ぜんそくだから一時的に発作を止め、便秘したから下剤を飲み、痔になったから座薬使う…これだけでは一時的しのぎの治療法や手当法にすぎません。
ハリ薬や目薬、胃腸薬の常用者が多いのも、神経痛やぜん息、疾病などが治らずに永年悩んでる人が多く、その治療法や手当法に問題があることに原因しているのではないでしょうか?
さしあたって苦痛を除くこと(局所療法)も必要ですが、さらに必要なことは、病状を回復させ、健康体を取り戻すための”体力・免疫力・自然治癒力”を増強させることです。つまり、体内に蓄積された慢性疲労物質を取り除き、五臓六腑の働きを良好にして、健康な身体をつくることを考えなければなりません。したがって”体力・免疫力・自然治癒力の増強”は病気の治療上、局所治療薬と同等あるいはそれ以上の重要性を持つのです。とくに「生活習慣病」の治療には、大変重要なものになります。
いろいろな治療や手当をしても、最終的に病気を治すことができるのは、自分自身の”体力・免疫力・自然治癒力”だけです。局所の治療は、病気が一日も早く治るように「手助け」をするにすぎないのです。
多量の治療薬にもっとも必要な”体力・免疫力・自然治癒力”を忘れて多種多量の治療薬を服薬しても
病気が治らない場合があるのは、ある意味では当然のことかもしれません。
「体力・免疫力・自然治癒力が病気を治す王道です」
過ぎたるは及ばざるが如し~水分のとり方~
これからの季節…気温が上がり、ついつい冷たい飲み物が欲しくなる!!
冷たい飲み物…グビグビ飲むのは、ちょっと待って!!

過ぎたるは及ばざるが如し~水分のとり方~
草花を育てる時に、水が足りなくても、逆に水をあげすぎてもダメなように、ヒトも同じなのです。
足りなくてもいけませんし、飲みすぎてもカラダによくありません。
また植物には、水に漂っていないとだめな水草があれば、ほとんど水がいらないサボテンのようなものもあります。
ヒトにも、水草のような体質の方もいてば、サボテンのような体質の方もいます。
つまり、そのヒトの体質によって、必要な水分量というのは変わるのが自然なのです。
正しい(体にやさしい)水分のとり方は体質により変わり、さらに季節、年齢、運動量、時間帯などにより異なります。
必要に応じて加減をしましょう。
~上手な水分のとり方~
☆水分は常に唾液と混ぜて飲む(冷たいものを避ける)
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~冷たい飲み物・水分の過剰摂取には要注意!~
冷たい飲み物はがぶ飲みしやすく、飲みすぎると内蔵に負担がかかり、水分代謝が悪くなってしまいます。
これを水毒症といいます。
水毒症の一例として、鼻粘膜が浮腫んでしまい鼻呼吸が上手にできず口呼吸による酸欠となることで体調不良を引き起こします。
さらに鼻粘膜だけでなく、気道にかけても浮腫むので、呼気の通りが悪くなり、気管支炎や喘息の原因にもなってしまいます。
一昔前の「水飲めブーム」で、水を飲むと痩せる、水を飲むと便秘が改善、水を飲むと血液がサラサラというような間違った情報により、「水はできるだけたくさん飲んだほうが良い」という誤った知識をお持ちの方も多いので、ぜひご自分にあった水分摂取量で適量をとるようにしましょう。
また唾液には喉の粘膜を潤し、渇きを止める働きがあります。
血液の成分を調整する働きもあるので、唾液を混ぜて飲むと水分のとり過ぎを防ぐことができます。
水分は体質や生活環境(季節・運動量・年齢・基礎疾患など)によって必要な量が異なります。

●運動時や夏場のように汗をたくさんかく時の水分のとり方と、普段の生活は当然異なります。
●高齢者の腎臓機能低下や心不全や浮腫みやすい方は、水分摂取を制限されるのは、水分をとりすぎると腎臓や心臓に負担をかけるからです。そのような疾患の有無を大切なポイントです。
ー元氣創造養生法よりー